スタッフブログ

スタッフがリノベーションの
お役立ち情報をお届けします

知っておきたい!~増築リフォームの基本知識~

こんにちは!

富山市の全面リフォーム&リノベーション専門店「富山リノベ」の事務スタッフです。

「富山リノベ」では富山市・高岡市を中心に、経験豊富なスタッフがお家のリフォームからフルリノベーションまでをトータルプロデュースさせて頂いております。


お家のことでお困り、お悩み、ご不安な点等ありましたらお気軽にお問い合わせください!

今週に入ってから朝と夜の気温が一段と下がり、半袖では寒いくらい涼しくなりましたね。
富山の秋は一瞬で終わり、すぐに冬が来ると言われている理由がわかりますね。
これから紅葉なども見ごろになってくる時期ではありますが
寒暖差で体調を崩すことのないよう、皆さんお気を付けください!

さて、今回は先週の記事の延長戦になりますが、二世帯住宅にも関係してくる
増築リフォームの知識、主にかかる費用や知っておいて損はない注意点などを解説していきたいと思います!

引き続きにはなりますが、参考になれば幸いです。

自宅の増築リフォームを検討される方のきっかけは、
主にライフスタイルや家族構成の変化などが多いです。

例えば


「子供の成長で、家が狭く感じるようになった」
「二世帯同居のために2階にもキッチンやお風呂をトイレなどつくりたい」
といったご要望などが挙げられます。


それらと並行して気になるのは、
「どれくらいの工事費がかかるのか?」
「築年数が経っている古い建物だけど大丈夫?」
などのお悩みではないでしょうか?

そもそも増築リフォームとは、今ある建物を壊すことなく
同じ敷地内で建物の床面積を増やす工事のことを言います。
”改築”との違いは、「床面積が増えるかどうか」という点になります。

増築・・・床面積を増やす

(例)壁一面を抜き、庭がある場所に居室を増やす。
   平屋を2階建てにする。  など

改築・・・床面積を変えずに、間取り変更などをする

(例)トイレやキッチンの位置を変更する。
   2部屋をつなげて間取りを広くする。  など

増築リフォームの最大のメリットといえば、コスト面での負担が少ないことです。
建て替えや、別の物件への住み替えに比べると費用が安く済むケースが多いのが一番の魅力です。

また建て替えでは、親戚の家・賃貸アパート・ホテルなど、工事中の仮住まいの準備が必要になるのですが、増築の場合、工事内容にもよりますが、住んだままの状態でも工事ができます。工事内容によっては仮住まいが必要にはなりますが、その期間は建て替えと比べると短いです。

♦増築リフォームをするときの注意点

コストの面などでとてもメリットのある増築リフォームですが、好き勝手に床面積を増やせるというわけではありません。
なぜなら、増やしすぎると建物のバランスが変わってしまったり、床面積を増やすことで建築基準法や条例に抵触したりする可能性もあるからです。

建築確認申請

増築リフォームでは、建ぺい率・容積率・北側斜線制限など、建築基準法や条例などで高さや広さに制限がかけられることがあります。
工事の前には自治体等に「建築確認申請」を提出し不適合な点がないか確認する必要があります。

ですが、防火・準防火地域外で10㎡未満の増築の場合は確認申請は不要になります。

  • 防火・準防火地域→建築確認申請が必要
  • 防火・準防火地域外→10㎡を超える増築で建築確認申請が必要

↑これらを覚えておくと良いでしょう。

建築確認申請は業者の方が行うので、特別施主側で何かするということはありません。
しかし、むやみに増築できるのではなく広さや高さには制限があるということを知っておきましょう。

耐震性のチェック

たびたび法改正がおこなわれている建築基準法では、築年数が古いと現行の耐震基準を満していない可能性が出てきます。
こういった「既存不適格建築物」でも、一定の条件を満たしていれば増築することは可能ですがそのまま増築すると建物全体のバランスが崩れ地震に弱くなる恐れがあります。

ですから、必ずリフォーム会社にきちんと相談し必要なら柱や壁を追加したり、追加筋交いや金物の設置、基礎補強などの耐震の補強をしましょう。

特に注意が必要になってくるのが「旧耐震基準」で建てられている1981年よりも前の建物の増築です。
大規模な補修が必要になったりなど、コストがほぼ建て直しと変わらないというケースもあるので、そこは業者の方としっかり相談しましょう。

あらかじめ予算を決めておく

リフォーム業者によって金額はもちろんですが、工事内容やどのくらいの費用がかかるかというプランニングは異なってきます。
プランを工夫することでコストを削減でき、予算オーバーになるのを防ぐこともできます。
なので自分たちが信頼できるリフォーム業者に相談するようにしましょう。

見積もりには、工事費用の他に手続きの費用など、さまざまなコストが含まれています。
ですので合計金額だけではなく、内容+費用を合わせて考えることが大切になります。

♦増築リフォームしたいけど、費用ってどのくらいかかる?

増築リフォームといっても、プランや工事の内容によって費用は大きく変動します。

今回は代表例として、”1階・2階・水回り・収納・ベランダ”の増築費用や工事内容について見ていきたいと思います。
しかし、実際は家の状態だったり内装や設備のグレードによって値段も変わってくるのであくまでも目安程度にお考えください!

1階部分の増築リフォーム

外壁を一部撤去することで、お庭に新たな建物を付け加えるようなイメージの増築リフォームです。
木造住宅の場合”1帖あたり40~65万円程”が目安となり、面積が大きいほど費用は高くなります。
例えば、6帖分増やすならおおよそ240~400万円くらいになるということになります。

規模が比較的小さい工事になるので、費用は低めです。
また、住み続けたままでも工事可能なケースが多いです。
工事費用は、外装・屋根の種類、壁紙や床材のグレード、内装のデザイン、窓があるかないか、地盤工事の有無などによっても変わります。

2階部分の増築リフォーム

庭をこれ以上狭くしたくないなどの理由から、2階のみ増築するケースもあります。
その際、1階の補強や今ある屋根の撤去などでコストがかかり、1階の増築と比べるとリフォーム費用は高めになります。

木造住宅の2階部分の増築費用は、1帖あたり約70~100万円が目安になります。
これが6帖なら、420~600万円ということになります。

工事の流れとしては、平屋部分の屋根を撤去し、柱・梁・基礎などの補強。
2階部分を上に乗せるような形でつくり、外壁・屋根・内装を仕上げます。
1階部分の強度などの既存建物の状態によっても費用は大幅に変わってくるでしょう。

水回りの増築リフォーム

キッチン・トイレ・お風呂などの水回りを増築するとなると、床面積を増やす費用+配管工事や設備の費用が別で必要になってきます。

水回りの増築費用の目安はこちらになります。

床増築費用+設備・配管工事費用
キッチン約220~320万円
バスルーム約150~300万円
トイレ約90~200万円

なお、導入する設備がハイグレード且つ新しいものであれば、その分コストも上がります。
二世帯同居で水回りを増築する場合は、簡易的ミニキッチンの導入などの工夫ひとつでもかなりのコスト削減につながります!

また、給排水管のつなぎやすさによっても料金は大きく変動するんです。
既存の水回りの近くに増築するなどの工夫をすることで配管距離が短くなれば、これもコスト削減できるでしょう。

いかがでしたでしょうか?

100万円単位の大きなお金がかかる増築リフォームですが、
2階ではなく1階のみ増築をするケースや、今ある水回りの近くに増築するケースなど
プランの工夫次第で、可能な限りコストを抑えることができます。
今の住まいの状況によっても費用は大きく変わってくるので、まずは知識豊富なリフォーム業者に相談することをおすすめいたします。

富山リノベでは、こういった二世帯住宅のリノベーション相談も随時承っております!
もちろんご相談・お見積りは無料になりますので、どんなリフォームにしようか迷っているという方は
ぜひ一度弊社までお気軽にお問い合わせください😊

最後までお読みいただきありがとうございました。


「富山リノベ」は、暮らしやすさとライフスタイルに合わせたデザインをご提案いたします。


ご希望に沿ったプランのご提案やお見積りの算出等は無料で行っておりますのでリフォーム・リノベーションにご興味のある方、今まさにお悩み中の方はどんな些細なことでも構いませんのでぜひ一度
「富山リノベ」にご相談ください!
また「富山リノベ」は、強引な営業をすることは一切ありませんのでその点もご安心下さい。
お電話予約・ご来場心よりお待ちいたしております。




株式会社 北陸ハウステック (076)-481-6581