こんにちは!
富山市の全面リフォーム&リノベーション専門店「富山リノベ」の事務スタッフです。
「富山リノベ」では富山市・高岡市を中心に、経験豊富なスタッフがお家のリフォームからフルリノベーションまでをトータルプロデュースさせて頂いております。
お家のことでお困り、お悩み、ご不安な点等ありましたらお気軽にお問い合わせください!
今週もリフォームにまつわる知識やお役立ち情報などを
ご紹介させていただきますので是非最後までご覧ください😊
まず初めに、リフォームが必要なケースのお話をします。
リフォームが必要なケースは、住宅の設備が壊れた時やライススタイルが変わった時など
人によって様々ですが具体的にはどのようなタイミングでリフォームを検討することが多いかというと
一般的な目安として、
床や壁紙 築5~10年
水回り関係 築20年
住宅全般 築30年
と言われています。
ですが、新築を購入して20~30年も経つと経年劣化や、住環境の変化などにより住みにくいと感じることも増えてきます。そうなると自宅のメンテナンスは必須になります。
そんなとき悩むポイントが
家を”建て替える”か、それとも”リフォームするか”の選択になるかと思います。
もちろんどちらにもメリットはあるのですが、コスト面を考慮する場合リフォームがおすすめです。
建て替えは、家をすべて解体してまた一から施工するため負担費用が多くなってしまいがちです。
その反面リフォームなら、基礎や柱といった元々の骨組みを活かした工事が行えるので材料費などの負担が減り、その分コストを節約することができます。
♦リフォームはレベルによって費用も変わる
リフォームの種類は、大きく分けて3種類あります。
□部分リフォーム…その名の通り耐震補強のみや水廻りのみといった気になる箇所のみメンテナンスするリフォーム
□まるごとリフォーム…既存の構造部分を活かしながら改修を行うリフォーム
□リノベーション…内外装をはじめとした間取りも自由自在に一新する、注文住宅のようなリフォーム
目的や予算でそれぞれ最適な方法も変わります。
費用は、工事内容や負荷によって変わってきますが工数や難易度に応じて高くなる傾向があります。
安くて質の良いリフォームにしたいなら、定価制を敷いている企業に依頼するのも良いでしょう。
実績のある事業者なら、想像以上の結果を得られる可能性が高いです。
また、着工後オプションや予定外の工事を追加発注することも可能ですが、それは費用が別でかかることがあるので注意してください。
ここからは本題に入りましょう。
まず根本的に言うと、「リフォーム」は、既存住宅の生かせる部分を残して改修することを指します。
一方で「建て替え」とは、既存住宅をすべて解体し新たに家を新築することを指しています。
もし、今お住まいのご自宅が老朽化し大規模なリフォームが必要となってしまった時、いっそ建て替えてしまった方がいいのか?
はたまた、既存の住宅を少しでも再利用しリフォームを行ったほうがいいのか?
自分がこのような問題に直面した時、皆さんならどう考えますか?
まずは、3つの観点からリフォームと建て替えの違いを比較してどちらの方が適しているのか検討してみましょう。
①工事費用の違い
工事費用は、工事内容や施工会社によっても変動しますが原材料・人件費の高騰といった時世の影響も受けます。原則的に言うとその時々で見積もりを取り工事費を確認しなければなりません。
簡易的に予算を立てるための目安をご紹介いたします。
リフォームと建て替えの工事費は、それぞれ以下の金額を基準に考えるとよいでしょう。
なお、坪数は「総床面積(m²)×0.3025」で算出できます。
例:総床面積が100m²の住宅の場合 100×0.3025=30.25坪 となります。
□30坪の大規模リフォーム:1,500万円
□40坪の大規模リフォーム:2,000万円
□30坪の建て替え:2,000万円~
□40坪の建て替え:2,500万円~
一般的にみるとリフォームのほうが安く抑えられますね。
理由としては、リフォームだと既存住宅の生かせる部分を残すことで材料費や工賃のコストダウンが図れるからです。
このことから工事規模が大きくなるほど既存部分の再利用も減るため、リフォームと建て替えの費用差は小さくなることが分かります。
ただし、条件次第で建て替えた方が安く済むこともあります。
➁諸費用の違い
お次は諸費用に目を向けていきましょう。
これらは大規模リフォームの代表的な諸費用の一覧です。
- 仮住まい
- 引っ越し
- 登記(増築や減築などで床面積が変わる場合)
- 一部解体工事
- ローン諸費用(ローンを利用する場合)
続いて、建替えの代表的な諸費用の一覧です。
- 仮住まいの住居費
- 引っ越し
- 登記(表示登記、所有権保存登記、滅失登記)
- 解体工事
- 敷地調査費・測量費
- 地盤調査・地盤補強
- 屋外のガス・水道・電気工事
- 外構工事
- 住宅ローン諸費用(住宅ローンを利用する場合)
- 火災保険・地震保険
- 地鎮祭・上棟式費用(実施する場合)
こうやって見比べてみるとどうでしょうか?
違いは一目瞭然で、一般的に諸費用は建て替えのほうが高くなるのが分かりますね。
➂工期の違い
工期は、人件費や仮住まいの費用に影響するため同じ工事内容だとしても短い工期のほうがコストを抑えられます。
これらはそれぞれの工期の目安です。
- 大規模リフォーム 1~5ヶ月
- 建て替え 4~7ヶ月
そして、建て替えの場合、必ず行政機関に「建築確認申請」を行わなければいけないのをお忘れなく!
一般的な木造住宅の場合、この申請を通すのに1~3週間程度かかります。
家屋や外構を解体する期間も、1~2週間必要になるので引っ越しが完了するまでの期間はリフォームと比べて建て替えの方がとても長くなるということを覚えておきましょう!
ちなみに、大規模リフォームの場合も住みながら工事するのは難しいので、原則として「仮住まいが必要」と思っておきましょう。それに併せて予算も立てておくと良いですね。
♦リフォームのメリット
リフォームのメリットは様々ですが、今回は代表的に挙げられるものをご紹介いたします。
①リフォームする箇所を限定できる
リフォームの最大の利点と言えば、まだ使える部分を残しながら古い箇所を新しくできることではないでしょうか。
この点は建て替えよりも費用を抑えられ尚且つ、慣れ親しみ思い出の詰まった「わが家」を全解体せずに済むので心の負担も軽くなります。
一方で建て替えは、使えるところも捨てなくてはいけないので、リフォームと比較するとコストや資源ロスが多くなりがちです。
➁施工会社の選択肢が広がる
建て替えは新築と同様の段取りで建てるので、工務店やハウスメーカーに工事依頼をします。
一方で、リフォームの場合は工務店やハウスメーカーのみならずリフォーム専門会社も選択可能になります。
リフォーム専門会社は、オシャレで人と被らないような提案をしてくれる会社がたくさんあり、リフォームに長けているのでコストダウンやコストパフォーマンスなども期待できます。
③二酸化炭素の排出を抑制できる
リフォームは資源のロスが少なく、工事に関する温室効果ガスの排出量を少なくできる特徴があります。
しかし、生活の中の排出量を減らすために
- 高気密・高断熱化
- 高効率設備・高効率家電の導入
のような「省エネ化」が要る点は留意が必要です。
住宅の省エネレベルが低いと、家電や照明・冷暖房などの電力消費量が増え、地球に優しくありません。
東日本大震災以降は原発が止まり、日本の電力のほとんどが化石燃料(石炭・石油・天然ガス)を使い発電しています。このような発電は、大量の温室効果ガスを発生させてしまうのです。
♦リフォームのデメリット
メリットもあればデメリットもあります。
主な内容をご紹介いたします。
①追加の工事が発生しやすい
リフォームは、工事を開始し壁を剥がすまで、構造状態がわかりません。
剝がしてみて、もし構造に腐朽やシロアリ被害が見つかるとまず先にそれらを直す必要がでてきます。
さらに給排水管やガス管の老朽化が見つかるケースだってあるんです。もちろんこれも放置はできないので、リフォームとは別で費用が発生することになります。
②後日、またリフォームが必要になる場合もある
既存住宅の一部を残しつつリフォームするとしたら残した部分だけは耐用年数が短いままですよね。
なので近い将来に残した部分のみ修理やリフォームが必要になる可能性は十分あります。
リフォームを複数回に分けると、1回の負担は少なくなりますがトータルは工期もコストも余分にかかってしまいます。この点としては、全部が新しくなる「建て替え」のほうが安心と言えます。
③性能向上が難しい
先程リフォームの長所は既存住宅が活用できることとお伝えしましたが、この長所が裏目に出る場合もあります。
その一つが「性能向上」です。
例として、これらの項目は新築に比べると向上させるのが難しくなります。
- 間取りや生活動線
- 耐震性
- 省エネ性
- バリアフリー
これらの改善を最優先にされる方は「0から設計し直せる新築のほうが有利」とお考えください!
お次は、建て替えのメリット・デメリットについてです。
♦建て替えのメリット
①すべて新品になる
建て替えは、設備や建材だけでなく工法や構造も選べるのが特徴です。
ですので、構造から地震に強くしたいや二階建てから三階建てにしたいなどの要望にも対応可能です。
このような革新による選択肢の広がりを享受できるのも、建て替えのメリットと言えるでしょう。
②一から間取りを作成できる
建て替えでは間取りも設計できます。
間取りを変更できるとなると、部屋数や生活動線も変更できて家族構成やライフスタイルの変化にも対応しやすいでしょう。また、間取りの取り方次第で耐震性の向上も図れます。地盤調査もできるので、地震に備えた地盤補強をすることも可能になります。
その分リフォームは制約があり、自由に間取りの変更ができないのが現状。
階段の位置だったり抜けない壁(耐力壁)などは移動が難しくなります。
この点から間取りの刷新は、建て替えの方が圧倒的に有利です。
③住宅ローンを利用しやすい
一般的に住宅ローンはリフォーム用途で利用できません。
多くの金融機関では、住宅ローンの使い道を「マイホームの建築・購入・増築・改築(建て替え)資金」に限定しているためです。
住宅ローンは、リフォーム用のローンと比較するとこのような長所があります。
- 金利が低い
- 借り入れ可能な期間が長い
- 融資上限額が高い
- 住宅ローン減税を受けやすい
よって、ローンに関して言うとリフォームより建て替えが好条件になります。
♦建て替えのデメリット
建て替えの主なデメリットはこちらです。
①工事期間が長い
建て替えは工期が長くなります。なので仮住まいを始めてから新居で生活を開始できるまでにかなり時間がかかります。
慣れない仮住まいの生活が長くなればなるほど、家族の肉体的・精神的な負担は大きくなります。
特にご高齢の方がおられる場合は、何らかの形で対策が必要になるかもしれません。
②高額の諸費用がかかる
建て替えは諸費用が高額です。
これは、高額の自己資金(預貯金)を準備しなければならないことを意味しています。
諸費用も合わせて融資してくれる住宅ローンもあるのですが、以下の3点に留意する必要があります。
- オーバーローンになる
- 審査が厳しくなる
- 金利が高くなる
諸費用まで借りてしまうと借入額が担保価値を上回る状態になり、これは金融機関にとってもリスクある融資となるので、必然的に審査も厳しくなり金利も上がってしまいます。
その為原則的に、諸費用は自己資金で準備した方がよいでしょう。
③延床面積が小さくなる場合がある
建築基準法や告示、条例の改正により、建築当時より建築可能な床面積の規制が厳しくなった地域があります。そのような地域では、建て替える際は元の住宅より床面積を小さくしなければなりません。
もしも、敷地の前面道路の幅が4mに満たない場合は、道路中央から2mのラインまでセットバック(後退)が必要になります。後退した部分には、建物だけでなく門塀や擁壁等も建てられません。
2m以上の接道義務を満たしていない場合、再建築はできません。
この場合は建て替えできないので、選択肢はリフォームのみになります。
いかがでしたでしょうか?
リフォームと建て替えで迷われている方、
まず初めは家の現状を明らかにするところから進めていくといいでしょう。
あとどれくらい今の家に住めそうかがわかると判断もしやすくなります。
良い家を建てるべきか、
それとも手入れして、長く大切に使うべきか
これらをじっくりと検討してみるだけでも良いことです。
富山リノベでは、お客様が抱えられている住まいのお悩み解決のお手伝いをしております。
もし今、リフォームと建て替えで迷われている方は、ぜひ一度ご相談ください!
次回もリフォームのお役立ち情報を発信していきますので
ぜひご覧になってください!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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